セニングの話

2017/08/24


上手なカットとは


いかに自然(ナチュラル)に作るかだと思っています


そのためにセニング(梳きバサミ)は必要不可欠なアイテムとなります





セニングが必要な理由はこの二つ


1, 切り揃った感じが嫌だから


2, 毛量が多いと不自然に見えるから



1に関してはたくさん梳ける50%くらいのセニングが向いてます

※不揃いなアウトラインを作るため

※不揃いな毛先をつくるため



2に関しては梳けない10%くらいのセニングが向いてます

※自然な先細りの質感をつくるため



例えばここに厚い髪があったとします





ここに50%くらいのたくさん梳けるセニングをいれるとこうなります








これよく素人さんに見られるカットです


たくさん梳かれすぎて毛先がパヤパヤしている毛先


こうなるととても扱いにくい髪になります



次に25%くらいのセニングを入れるとこうなります








悪くはありません


では10%くらいの梳けないセニングを使うとどうなるか?





開閉する手間はかかりますが


自然な先細りができます


これが理想の毛量調整と考えます



しかし見ての通り


セニングは均等に梳かれてしまうと言うデメリットもあります


これでは今流行りの無造作ヘアを作ることはできません








なので軽く毛量調整した髪に


シザーでザグザグっと不揃いな切り込みを入れてあげると無造作な束感を


作ることができるわけです









これは直毛などのストレートヘアの場合の話です


くせ毛となるとまた話が違ってきます


何故かと言うとくせ毛はセニングを使うと余計にうねりや広がりがでるからです



詳しくはまた明日!